くまきちの映画があればだいたい幸せ

映画の感想を中心にあてもなくブログを書きます。

【クリア後感想】アサシンクリード オリジンズ

今日は寒いですね。こんな日は家でゲームするに限るという思考回路のくまきちです。

 

さて、発売日からちまちまプレイしていた「アサシンクリード オリジンズ」をようやくクリアしたので感想書いてみます。

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クリアまでのプレイ時間は57時間。難易度ノーマル。

 

まず、今回のアサクリですが

 

マップ広過ぎィィィ!!

 

そして

 

サブクエスト多過ぎィィィ!!

 

オープンワールド系のゲームはマップを概ね踏破し、サイドクエスト全部終わらせてからメインクエストクリアする派の私ですが、本作ではマップは3割残して、サイドクエストやり残し多数の状態で「もう無理」と判断しクリア。過去シリーズに比べると建造物の密度や高さこそ及ばないもののマップの広さは異常なレベル。

エジプトどんだけ広いんだよ・・・砂漠を越え山を登り発見する新たな地域。そして新たな地域に入ると発生するサイドクエストの山(´Д` )正直疲れるので段々下がるクリアへのモチベーション。メインクエストをサクサク進めた後にがっつり探索とサブクエ回収した方が良かったかなあ。何か両方中途半端な感覚でクリアしちまったよ。反省。

 

以下。本作で感じたことをだらだら書きますがネタバレが嫌な人は見ない方が良いです。

 

 

【キャラクター】

・バエク

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本作の主人公でプレイヤーの分身。ファラオの守護者“メジャイ”。

性格は冷静沈着に見えて割と直情的。大義の為というより息子の仇を討つためにエジプトを奔走し、各地の要人(及び警備の方々)を片っ端からSATSUGAIしていく。また、途中からファラオの守護者からエジプトの守護者にジョブチェンジし民衆からの要望は100パーセント受け入れる悪癖を持つためプレイヤーをサブクエ地獄へ誘う。悪人(及び警備の方々及び野生動物)には容赦ない一方で子どもには優しく、子どもと戯れるイベント多し。メインストーリーでは子どもが犠牲になる話があり、しかも死に様がエグかったりするので、子ども好きのバエクはその度に打ちのめされて気の毒である。

悪の組織を壊滅に追い込むも、時の権力者に良いように使われていただけだった事に気付き、仲間が絶望する時も「俺たちは間違っていたかもしれないが、こうして皆が集まり、力を合わせた事が希望だ!」(字幕だったのでめっちゃうろ覚えです)と説くシーンは後のアサシン教団を象徴するセリフである。

 

・アヤ

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バエクの妻(クライマックス直前で別れる)

ちょいちょいプレイヤーキャラになる。バエクとはラブラブな様子だが、バエクと違い、息子の仇を討つというより、エジプト全土を救う為に要人暗殺に勤しむようになり、方向性の違いから別れる。クレオパトラに心酔しており彼女こそ真の女王としてエジプトを正しい方向に導くと信じている。クレオパトラに懐疑的なバエクに対し「あなたは大局が見えてないのね」的な発言をし、プレイヤーをイラつかせる。

後にクレオパトラに良いように使われていた事がわかった時、多くのプレイヤーがこう思ったことだろう。

それ見たことか!と。

 

 

・ケム

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バエクとアヤの息子。悪の結社によりバエクの眼の前で殺されてしまう。

ウィル・スミスの息子・ジェイデン・スミスに似ている。

良い子だと思うが登場するシーンがホラーじみているのでトラウマになる。

 

・セヌ

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バエクの相棒。鷲。アヤが嫌いなプレイヤーにとってはセヌこそが本妻だろう。

索敵ドローンとして敵の配置を教えてもらえる他、野生動物の捕獲、敵兵撹乱までしてくれる。未知の場所に向かう際は先ずは茂みに隠れてセヌを飛ばすのがプレイヤーの日課となる。

 

・レイラ

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現代パートの主人公。今回は現代パートが出てくるまで時間かかるので現代パート無しなのかと思った。

シリーズの宿敵アブスターゴ社といろいろあった模様。

たまに存在を忘れる。歴代一空気な現代パート主人公だろう。現代パートは成り行きについてほとんどテキストで語られるが、文字が小さすぎてイマイチ読む気にならない。

 

【アクション】

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いつも通りの暗殺プレイが出来るが敵に遭遇して3対1くらいになると高確率でタコ殴りにされる(序盤は特に)。回避や盾受け等立ち回りはかなり複雑になった。また、カウンター無双が出来なくなったのは残念。

自分よりレベルが高い敵にはほぼダメージが通らず、反対に敵の一撃で瀕死になるので、武具の強化よりレベルアップがものを言う世界。

 

【ストーリー】

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サイドクエストをやり過ぎるとメインストーリーめっちゃ忘れる。

ゲームをしながら世界史の勉強、エジプト旅行ができる。

現代パートはほぼ無い。テンプル騎士団にまつわる都市伝説的な陰謀論が結構好きだったのでちょっと物足りない気分にはなる。

基本はバエクの復讐の旅だが、個人的な戦いからエジプト全土の自由意志を守る為の戦いにシフトし、アサシン教団の根源となる思想がいかにして生まれたかがわかる(アサシン教団のマークの秘密も)。主人公バエクは妙に人間味があり歴代主人公の中ではかなり好き。

問題はクライマックス。ラストバトルは今まで何時間も冒険をともにしていたバエクではなく、別れた元妻アヤがプレイヤーキャラとなるのである。

なんでやねん。

最後アヤの後にバエクがクレオパトラ暗殺ミッション始めるのかと思ったら無かったよ(-_-)

エンディングもアヤのドヤ顔で終わるというね・・・

アサシンクリード シンジケート」みたいにバエクとアヤをプレイヤーキャラとして自由に切り替えられたらこのラストも納得できたかもしれないんだけど。

 

【総評】

ラストに不満はあるものの、エジプト全土を股にかけた冒険をとんでもないボリュームででき、街中の人々の挙動や移り行く風景を見ているだけでも新たな発見に感動することができます。間違いなく傑作。今までアサシンクリードシリーズやった事がない人でもオススメ。